インフラ関連ビジネスの驚異的な成長は、多くの構造的トレンドにより後押しされています。この例として、景気刺激策としての利用、先進国における既存インフラ老朽化の進行、途上国における新規インフラ需要、政府の資金調達意欲、年金基金による安全で確実な利回りをもたらす資産への関心等が挙げられます。
エゴンゼンダーは、インフラセクターの開始以来、1980年代のオーストラリアを皮切りに、1990年代のカナダや英国で業務を継続し、この投資モデルが一般的となるはるか以前から代表的な関係者の主要提携先となってきました。持続可能で長期のキャッシュフローを伴う資産であるコアインフラ資産に含まれるのは、「規制型資産」(電気、ガス、水道)、「ユーザー需要型資産」(運輸)、及び「社会インフラ資産」(病院、刑務所)です。主要関係者の特徴も変化しており、上場ファンドの影響力が減る一方で、政府系ファンド、直接投資家のほか、直近ではプライベート・エクイティが台頭しています。同時に、強力なリーダーシップがパフォーマンスに与える影響は以前よりも増しており、理想的なチーム構成は、経済環境とともに変化しています。また資産運用者は深刻な人材不足の状態です。
弊社の地理的広がりとワン・ファーム構造は、当セグメントに理想的な形といえます。弊社は、幅広く世界をカバーしているため、あらゆる重要セグメント(政府、投資銀行、資産運用、プライベート・エクイティ、企業等)において、適切な専門性を備えています。弊社の顧客基盤の中には、インフラファンド、投資銀行、資金調達者、企業(経営者や取締役)、アドバイザー、政府が含まれており、また弊社の幅広いサービスは、経営者サーチの範疇をはるかに超え、現在又は将来の経営者の評価や育成を含んでいます。弊社のインフラ・プラクティスはグローバルに広がっており、37か国68都市にオフィスを構え、主に業界出身のスタッフが、総力を挙げて当セグメントに取り組んでいます。